好きになれない=自分に似てる!? 「嫌いな理由」で分かること

こんにちは! 幸せコラムニスト・心理カウンセラーの永瀬なみです😊
このブログでは「ムリなく楽しく自分らしく」をコンセプトに、毎日を幸せに過ごすためのヒントを紹介しています✨
今回のテーマは、人を嫌う心理です。
誰しも、なんとなく嫌いな(苦手な)相手っていますよね。
実は、嫌いな相手について深く考えると、自分のことが見えてきます。
そこで今回は、人を嫌う心理について解説します。自分のことをもっとよく知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
「嫌いな理由」に隠れているもの
テレビやSNSを見ていて、こんな風に思うことはありませんか?
この人
なんか好きになれないんだよな~
🤔
では、あなたはなぜその相手に嫌悪感を抱くのでしょうか?
もし嫌いな理由がすぐに思い付くのだとしたら、おそらくその人はあなたの価値観に反することをしているのだと思います。
例えば、こんな理由です👇
- 言葉遣いが悪いから嫌い
- 自分勝手だから嫌い
- 時間にルーズだから嫌い
- 不潔っぽいから嫌い …etc.
このように「○○だから嫌い」と理由をハッキリ言えるなら、きっとその理由にはあなたの価値観が関わっているのでしょう。
あなたは普段から、そういった行動を取らないように気を付けている。
もしくは「してはいけないことだ」と教わってきた。
だからこそ、そういった行動を取る相手に嫌悪感を抱くのだと考えられます。
嫌いな相手は「自分」に似てる?
ただ、中には嫌悪感の原因がよく分からない場合もありますよね。
そういう場合は、もしかするとその相手は自分と似た性質を持っているのかもしれません。
なぜ自分と似た性質を持っている相手に嫌悪感を抱くのかというと、いわゆる『同族嫌悪(どうぞくけんお)』と呼ばれる心理が働くからです。
同族嫌悪とは、自分と同じ種類や系統のもの(つまり似ている相手)に嫌悪感を抱くこと。
辞書にはあまり載っていない言葉ですが、心理学の世界では広く知られる概念です。
※似たものに『近親憎悪(きんしんぞうお)』という言葉もあります
つまり、人は自分と似た性質を持っている相手に嫌悪感を抱きやすいということです。
ただ『類は友を呼ぶ』とも言うように、人には自分と似た相手に好感を抱きやすいという性質もありますよね。
では、私たちはどのような場合に嫌悪感を抱き、どのような場合に好感を抱くのでしょうか?
その差はズバリ、“その共通点に対する自分の感情”にあります。
というのも、私たちは“自分の嫌いな部分”に似た性質を持っている相手には嫌悪感を抱きやすく、“自分の好きな部分”に似た性質を持っている人には好感を抱きやすいのです。
「好き」から見える、自分の魅力
例えば私の場合「好きな芸能人は?」と聞かれて最初に出てくるのは、マツコ・デラックスさんです。
彼女の発言には幾度となく感銘を受けてきましたし、なんなら「尊敬している芸能人」と言っても過言ではないかもしれません。
ではなぜ私がそこまでマツコさんを好むのかというと、彼女の発言はいつも本質的だからです。
上辺だけの言葉を並べるのではなく
常に物事の深い部分まで考えている
そんなマツコさんの姿を見て、私は感動しているのでしょう。
と同時に、これは私が自分の性質(性格)としても持っていて、かつ気に入っている部分でもあるのだと思います。
というのも、私が物事について考える時は、いつも表面的なことよりも芯の部分を見るように心掛けているからです。

そのせいか、マツコさんを見ていると「どこか代弁してもらっているような気持ち」になることが多いんだよね
「嫌い」に隠れたコンプレックス
では反対に、嫌いな理由からはどんな自分が見えてくるでしょうか。
私の場合「嫌いな芸能人は?」と聞かれて最初に思い浮かぶのは、M.T.さん(某アイドルグループの元メンバー)です。
そこで「何でこんなに嫌悪感があるんだろう?」と考えてみたところ『早口』という理由が浮かび上がってきました。
よくよく考えてみると、私が人を嫌う理由には『話し方』や『声』『話す速度』などが大きく関わっているようです。
というのも、私は昔から自分の話し方や声にコンプレックスがあるんですね。
例えば話し方でいうと、今はどちらかというとゆったりと話す方なのですが、昔は早口でした。
というより「興奮すると早口になる」と言った方が正しいかもしれません。

いわゆる『マシンガントーク』ってヤツだね
中学時代には、仲の良かった友達から
「なみちゃんって機関銃みたいに話すよね」
と言われたこともあります。
ちなみに、この一言はあまりに衝撃的で、今でも忘れられません😇
そのためか、いつの頃からか私は早口の人を苦手だと思うようになっていたようです。
おそらく自分のこういった特性を欠点だと感じ、無意識のうちにコンプレックスとなっていたのだと思います。
心理学の世界では、こういった“自分の嫌いな部分”のことを『シャドウ(影)』と呼びます。
そして、人は自分のシャドウを感じる相手には嫌悪感を抱きやすいものです。
なぜなら、その人を見るたびに(しかも無意識に)“自分の嫌いな部分”を思い出してしまうから。
私たちが知らず知らずのうちに自分と似た相手に嫌悪感を抱くのは、まさにこのためです。
「なんとなく」を深掘りしてみよう
このように、自分の嫌いな人について理由を深掘りしていくと、不思議なことに“本当の自分(本心や性質など)”が見えてきます。
ただ、こういった心理は無意識のうちに働いているため、自分ではなかなか気付きにくいものです。
しかも“自分では簡単に変えられないこと”ほどシャドウになりやすく、だからこそ普段は見ないよう(考えないよう)にしているケースが少なくありません。
つまり、自分でも気付かないうちにコンプレックスを心の奥にしまいこんでいる(無理やり頭から消し去っている)可能性があるのです。
その場合、すぐに自覚するのは難しいと思います。
でも、だからこそ、もしあなたに「理由は分からないけど、なんとなく苦手」と思ったり「なんか嫌い」「なんか好きになれない」と思ったりする人がいるなら、ぜひ「どこがそんなにイヤなんだろう?」と考えてみてほしいのです。
すぐには分からなくても、よ~く考えてみることで意外な理由が見つかるかもしれません。

私も最初は分からなかったけど、考えているうちに見えてきたよ!
もちろん嫌いな理由が「自分と似ているから」とは限りませんが、自分でも嫌いな理由が今いちピンとこない場合、その相手が自分のシャドウ(嫌いな部分)を映し出している可能性も考えられます。
特に「もっと自分のことを知りたい」と感じている人は、一度ご自身の好きな人(タイプ)や嫌いな人(タイプ)について、じっくりと考えてみてください。
好き嫌いの理由を探ることで、自分でも気付かなかった“本当の自分”がきっと見えてくるハズですよ😉✨
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最終更新日 2025/06/12
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