幸せな毎日への第一歩。「幸せ」と「幸福」の違いを知ろう
こんにちは! 永瀬なみです😊
このブログでは「ムリなく楽しく自分らしく」をコンセプトに、毎日を幸せに過ごすためのヒントを紹介しています✨
さて今日のテーマは、幸せと幸福の違いです。
「幸せになりたい」とは願うものの、いざ「幸せってなんだろう?」と考えると、よく分からない…。
そんな経験、ありませんか?
私はよくそういうことをよく考えて、いろんな記事を読みあさってました。
でも、やっぱり私は辞書が好き🥰
ということで『幸せ』について辞書を引いてみたところ…
よく似た言葉に『幸福』というものがありました。
では『幸せ』と『幸福』は何が違うのでしょうか?
今回は『幸せ』と『幸福』について、それぞれの定義や両者の違いを紹介します。
ポジティブ心理学実践インストラクターとしての見解もお伝えしますので「幸せになりたい」と願う人は、ぜひ参考にしてみてください。
< 執筆者について >
永瀬なみ
(ポジティブ心理学実践インストラクター)
各種カウンセラー資格を持つコラムニスト・エッセイスト。「幸せは自分の心が決める」をモットーに人生や暮らし全般、キャリア、人間関係、恋愛など、幅広い分野で記事を執筆している。
「幸せ」と「幸福」辞書の定義
『幸せ』について辞書を引いてみると、こんな定義が載っていました。
運がよいこと。
また、そのさま。幸福。幸運。
その人にとって望ましいこと。
不満がないこと。引用元:コトバンク
一方『幸福』のページに書いてあったのは、こんな定義です。
恵まれた状態にあって不平を感じないこと。満足できてたのしいこと。
めぐりあわせのよいこと。また、そのさま。さいわい。しあわせ。
(精選版『日本国語大辞典』の解説)満ち足りていること。
不平や不満がなく、たのしいこと。
また、そのさま。しあわせ。
(『デジタル大辞泉』の解説)引用元:コトバンク
微妙に違う「幸せ」と「幸福」
『幸せ』と『幸福』は同じような意味合いの言葉ではありますが、微妙に違っているようにも見えました。
あえて注目するなら、両者にはこんな違いがありそうです。
●『幸せ』⇒ 運が関わっている
●『幸福』⇒「満足」や「楽しい」といった感情が必要
また幸せを英語で表す場合、一般的には「happiness(ハピネス)」を連想する人が多いのではないでしょうか。
ですが、私の推奨するポジティブ心理学では『幸せ』の定義を「wellbeing(ウェルビーイング)」と表します。
< ポジティブ心理学とは >
1998年に心理学者マーティン・セリグマンが提唱した、幸福を科学する学問。
従来の心理学がネガティブな要素を研究対象にしているのに対して、ポジティブ心理学は人生におけるポジティブな要素を研究している。
「wellbeing」とは、直訳で「良い状態」という意味の言葉です。
良い状態とは、精神的・肉体的・社会的に満たされた状態のこと。
では『ハピネス』と『ウェルビーイング』にはどのような違いがあるのでしょうか?
両者の違いは「持続性」
『ハピネス』と『ウェルビーイング』の違いは、持続性です。
具体的にいうと『ハピネス』は長く続かない幸福感のイメージ。
例えば、こんなシーンに合うのは『ハピネス』の方だと思います。
- おいしいものを食べた時
- 収入が上がった時
- 好きな人と会えた時 …etc.
いずれもその瞬間は「やったー!」と飛んで跳ねたくなるような幸福感に包まれるものの、1年中その感情が続くわけではありませんよね。
写真で表すなら、こんな感じ。
一方『ウェルビーイング』は持続的な幸福感を表すイメージです。
例えば、こんな幸福感に合うのは『ウェルビーイング』の方だと思います。
- 家族との時間に幸せを感じる
- 大好きな仕事に毎日ワクワクする
- プライベートが充実していて楽しい
こういった幸福感は、その時だけの限定的なものでなく持続性のあるものですよね。
写真で表すなら、こんな感じです。
ハピネスが瞬間的な感情であるのに対して、ウェルビーイングは在り方や状態そのものと言えるかもしれません。
ハピネスは受動的、ウェルビーイングは能動的、とも言えるような気がします。
幸せは「特別なこと」じゃない
もしあなたが「幸せを手に入れることは難しいこと」と思っているとしたら、幸せになれないのはその思い込みが原因かもしれません。
“幸せ=幸運”と捉えるなら、確かにそれを手に入れるのは難しいと思います。
なぜなら、幸運は誰もがつかもうと思ってつかめるものではないからです。
ですが、幸福は違います。
幸福は特別な人だけに与えられるものではなく、誰もが平等に手に入れられるものです。
なぜなら、幸福は天から降ってくるのではなく自分でつくっていくものであり、自らが感じようとするからこそ感じられるものだからです。
そしてポジティブ心理学の世界では、“ウェルビーイングな状態こそがデフォルト値である”と伝えています。
「何か特別なことがあった時にだけ幸せになれる」と考えるのではなく「幸せであることが当たり前」と思える状態を目指していく。
それがポジティブ心理学の世界観です。
あなたもきっと、幸せになれる
「幸せになりたい」と本気で願うなら、ぜひ『ハピネス』ではなく『ウェルビーイング』を目指してみてください。
誰かに幸せにしてもらうのではなく、
幸せが訪れるのを
受動的に待つのでもなく、
自ら幸せになる!
毎日をそんなスタンスに切り替えて過ごせば、きっとあなたの望む幸せな日々に近づいていけるでしょう。
つまるところが
結局、自分を幸せにできるのは自分だけ
なのです。
幸せに対する考え方が変われば、きっと想像しているより早く幸せを実感できるハズだよ
このブログでは、これからも幸せに関するさまざまな情報を紹介していきます😊 お楽しみに!
最終更新日 2022/10/26