「何でそんなこと言うの…?」 友達・家族にモヤッとしたら

こんにちは! 幸せコラムニスト・心理カウンセラーの永瀬なみです😊

このブログでは、生きづらい日々から抜け出した自身の経験を生かして「がんばらない、ラクな生き方」を発信しています✨

今回のテーマは、親しい相手へのモヤモヤです。

玉ライン

これまで、家族や友達に対して「なんでそんなこと言うんだろう…」と思ったことはありませんか?

相手は何気なく言ったつもりでも「なんか傷つくなぁ…」と思ってしまうこと、ありますよね。

そこで今回は、親しい相手の一言でモヤッとした時の対処方法を紹介します。そういう時に「つい我慢してしまう」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

「甘えてる」と息子に言われて…

以前、こんなことがありました。

寝坊した私に対して、息子が

自分に甘えてる

と言ってきたのです。

私はすごくショックで「なんでそんなこと言うんだろう…」と思いました。

(心の声)
私だっていろいろ大変で、
疲れがたまって寝坊しちゃっただけなのに。
そもそも私が自分に甘いことくらい
自分で分かってるもん。
だから私は普段からブツブツ…😟

相手は何気なく言っただけなのに(それを自分でも分かっているのに)なぜこんなにモヤモヤしてしまうのでしょうか?

実は、こういった気持ちの裏側には「察してほしい」という気持ちがひそんでいます。

「言わなくても分かってほしい」や「これくらい分かって当然」などといった気持ちを抱えているからこそ、相手が自分の期待通りに動かないと不満を抱いたりショックを抱いたりするのです。

まずは自問「伝えたことある?」

相手の言動にショックを受けたり傷ついたりした時は、まずこのように考えてみるのがオススメです。

これまでに一度でも
「そういうことを言うのはやめてほしい」
と伝えたことがあったかな?

もし過去に一度も伝えたことがないにもかかわらず、相手の言動にガッカリしたのなら…

それは

言わなくても分かってくれる

と、無意識のうちに思っているからかもしれません。

私たちは知らず知らずのうちに自分の“普通”や“常識”を軸にして「相手も自分と同じように行動するハズ」と期待してしまう生きものです。

そして「この人ならきっと察してくれる」と無意識に期待してしまうのは、親しい間柄だからこそだと考えられます。

つまり親しい間柄の相手に対しては「何も言わなくても通じ合えて当然」と、知らず知らずのうちに思い込んでしまっている可能性があるのです。

言わなきゃ「本音」は伝わらない

“何も言わなくても通じ合える”というのは、つまり『以心伝心』のことですよね。

「親しい間柄なら何も言わなくても通じ合えて当然」と思っているということは、つまり「親しい間柄であれば以心伝心ができて当然」と思っているのと同じこと。

ですがたとえ家族であっても、以心伝心を期待するのは相手にとって酷な要求といえます。

だって、私たちには相手の気持ちを正確に読むことなんてできないのですから。

もし以心伝心で通じ合える相手がいるとしたら、それはそうなるまでに自分の考えや気持ちをしっかり伝え合ってきたからこそ実現した状態なのではないでしょうか。

例えば赤ちゃんが泣いていたら、お母さんは「何で泣いているのか」を必死に考えますよね。

それは、赤ちゃんが言葉を話せないからです。

だからこそ、泣くことで自分の感情(要望)をお母さんに伝えます。

つまり泣く以外にコミュニケーションを取る方法がないから、赤ちゃんは泣くのです。

一方、私たちは言葉を話せます。

それなのに、赤ちゃんですら必死に泣いて伝えようとする自分の気持ち(要望)を、何も言わずに分かってもらおうとする。

それって、泣かない赤ちゃんの気持ちをお母さんに察しろと言っているのと同じことですよね。

どんなに毎日お世話をしているお母さんでも、さすがにそれは難しいと思いませんか?

せめて不満があるなら不満があるようなそぶりを見せてもらわないと、さすがのお母さんも気付けないと思います。

それでも「私の気持ちを察してほしい」と願うなら…それは、相手にとって酷な要求でしかありません。

「親しいから」というだけの理由で以心伝心を相手に要求するというのは、それくらい無理難題な要求を押し付けている行為だということです。

良い関係は「伝える」ことから!

してほしいことも、してほしくないことも、言葉にしないと伝わりません

冒頭で紹介した私のケースも、同じです。

息子は自分の意見を正しいと思い、私に「それは甘えだ」と言いました。

でも、それはきっと“私を攻撃したかったから”ではありません。

息子が自分と闘いながら受験勉強をしている状況だからこそ、何気なく出た言葉だったのでしょう。

ですが私と息子は状況も違えば、性格も違います。

何より私は無理をし過ぎるタチなので、無理をし過ぎないように自分で自分を律しながら生活しなければいけません。

つまり、私はあえて自分に甘くしているのです。

ですが私はこれまで、その心掛けを息子に話したことはありません。

そこで私は、息子に言いました。

ママはがんばり過ぎないように
いろいろ自分で調整してるんだよね。
だけどそれを甘いって言われると傷つくから、
もう言わないでほしい

その時、自分の言葉で私が傷ついたという事実に息子は初めて気が付いたようでした。

これからも同じようなことはあるかもしれませんが、今回のことがきっかけで息子は今後「甘い」という言葉を簡単には使わないようになるのではないかと思います。

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永瀬なみ

勝手にそれを期待しちゃうのも良くないから「そうなったらうれしいな」くらいに思っておくことにするよ

分かってほしいなら、まずは伝えよう

中には「そんなこと、いちいち言わなきゃ分からないの?」と思う人も、いるかもしれませんね。

ですが…………

残念ながら、そうなんです。

分からないのが通常であって、分かってくれる方が異常なんです。

それくらい、以心伝心って難しい(普通じゃできない)ことなんです。

もし相手に何も言っていないのに伝わっているように思えたら、それは親しいから自然に分かるのではなく、分かろうと努力した結果として相手の予想が当たっただけなのだと思います。

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永瀬なみ

それは以心伝心なんかじゃなくて、相手の『察する能力』が高いから実現できただけなのかもしれないよね

そして分かろうとする努力は“してもらって当然”などではなく、分かり合える関係は“お互いに努力してこそ築けるもの”だと私は思います。

先ほどお伝えしたお母さんと赤ちゃんの話からも分かるように、してほしいことや分かってほしい気持ちがあるならまず伝えること。

それが何より大切なのだと思います。

関係を良くしたいならなおのこと、ぜひ自分の気持ちを素直に伝えてみてください。

「察してほしい」とただ願うより、ずっと良い関係を築いていけると思いますよ🥰

最終更新日  2025/04/26

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